「あなたは、赤の他人の結婚式に出て、
感動したことがありますか?」
もう、シニアになると
披露宴に出ることも少なくなり、
結婚式というイベントも遠のきました。
そんな折、
先日友人の娘さんの結婚式があり、
お祝いに自宅に行ったときに、娘さんの結婚式と披露宴での
DVDを見せられる羽目になりました。
どうしても見たいもんじゃないけど、
無下に断るのも気が引ける。
つい「見せて下さい」とお願いしました。
披露宴は別段どうってことのない式で、
進行して行きます。
早くも、友人はそのDVDを見て目頭を押さえています。
私は、感動もなく、早く終わらないかな。
とおもっていました。
ところが、宴の終盤に差し掛かると
定番のごとく、「新婦からご両親への感謝の言葉」を
新婦が読み上げました。
その時は、友人は号泣
私は、ただ単に眺めていました。
しかし、段々と新婦が読み上げる言葉に
私自身も目頭が熱くなってきました。
とうとう、最後にはハンカチで目頭を押さえています。
止めどなく、涙で溢れかえります。
「あれ~っ、このお嬢さんとは、
一度か二度程しか会ったことがないのに
なぜ、こうも泣けるんだろう?」
それは文章だったのです。
人を感動させる文章だったのです。
つまり、飾らない感情の入った文章に
人はとてつもなく感動させられるんだなぁ!
なぜなら、私も娘を嫁に出したときの感動と
同じく、他人のお嬢さんの両親への気持ちが
合致したのでした。
もし、このようにブログでも
同じように感動させられる文章を書ければ、
人は感動してNOT READの壁を越えれるんじゃないかと考えます。
なぜ、感動したのでしょうか?
もし、新婦がええ格好して飾った言葉だったら、
感動は半減します。
更に、新婦が自分の仕事の専門用語を羅列していたら、
同じく、感動は半減します。
なぜ、感動したのか?
それは、飾らない、感情が入っているからです。
なるほど、直球、キャッチャーのミットへド~ンだったのです。
聞いてくれているのは、両親の二人です。
明確に、その二人に向けて書いているのです。
だから、刺さる文章で他人が聞いても
自分のことに当てはめて受け取ります。