警備員がなぜ必要か?
普段の生活の中で街を見渡して見て下さい。
例えば、食料品を買い出しに食品スーパーまで車を走らせると
あちこちで道路工事や建物建設が行われています。
その工事の端々には、赤い色の三角形のコーンが点々と置かれています。
でも、その両端には、反射チョッキを着た警備員が
オレンジ色の誘導棒を持ちながら立っています。
ほら、あそこにも、ここにも、工事現場には警備員が立っています。
それに工事現場だけではなく、今入ろうとしている食品スーパーの入り口にも
警備員が立って「どうぞ、入って下さい。」と合図をしてくれています。
普段は、気にも掛けなかった警備員たち。
皆さんシニアのおじさんばかりで、つまらなそうな表情で立ちずさんでいます。
そう言えば、雨の日も、寒い雪の日も、毎日立って、合図してくれています。
私たちは、ごく当たり前のように警備員さんたちの存在に気づきませんでした。
まるで、空気のような存在で自然と施設や道路に溶け込んでしまっています。
あまりにも日常的なことなので、警備員の存在に意識が向いていませんでした。
しかし、意識してみるとあちこちの警備員さんたちは、皆さんある程度ご年配者です。
中には、ご年配者の女性の方も、ちらほら見受けられます。
「おはようございます。」警備員さんが挨拶をしてくれます。
「あっ、おはようございます。」思わず慌てて返答します。
しかし、挨拶をしてくれる警備員さんはあまりいなく、
他の方は、無愛想に佇んでいます。
そう思うと警備員さんたちの言動が気になります。
「あれ~、挨拶がないなぁ~」
食品スーパーでお客様商売なのに、挨拶もせずにクレーム来ないかなぁ?
そんなことが気に掛かります。
実は、私も警備員のひとりなのです。
「交通誘導警備業務」という警備を担当しています。
交通誘導警備とは、主に車を安全に誘導する業務のことを指します。
例えば、建設現場に出入りするダンプやミキサー車(生コンを積んでいる)を
安全に誘導する業務のことです。
警備員には4種類の警備業務が「警備業法」で定められており、
【1号業務】から【4号業務】まであります。
の4種類があります。
令和4年で、全国に警備員は60万人も存在していて、
圧倒的にシニア世代の男性が多いのです。
本来なら家で悠々自適の生活をしている世代なのですが、
私を含めて生活費を稼ぐために「しんどい警備」の仕事をしています。
でも、「なぜか、警備員にやりがいを感じられません。
ただ、早く仕事が終わるようにだけ願っています。」
「どうして、この仕事は、やりがいを得られないんだろう?」
と日々考えていました。
というのも、建設現場、または道路工事の現場はしょっちゅう変わります。
「○○さん、明日はあそこの現場に行ってください。」
「また、ですか? 今度の現場は誰と組みますか?」
私は、必ずといっていいほど同じ警備員のメンバーを聞きます。
というのも、その現場には必ず主(ヌシ)が居ます。
男性は、年配になればなる程がんこになってくる。
だから行く現場、現場でもめる、問題が起こります。
「あの現場には行きたくない。」
それは現場の仕事がいやではないのです。
「あの人と仕事をしたくないだけなのです。」
なぜそうなるのか?
一番の原因は、現場、現場のやり方、現場の主(ヌシ)
の独善的な我流で現場が仕切られています。
だから警備員の誘導の教え方がまちまちで、指示が違ってくる。
「これでは、人が育たない!」
「新人が長続きしない、すぐ辞めてしまう」
「やる気が起こらない!」
「ミスが減らない、改善されない」
「あの現場には、行きたくない」
「あの人とは組みたくはない」となります。
だから毎回、会社は「人と現場の組みあわせ」「人と人の組み合わせ」
に苦労して、人を配置しています。
とてもムダな時間を浪費してしまっているのです。
それにミスが減らず、逆にクレームは増えます。
その原因の多くは、警備員同士のコミニケーション不足なのです。
誰も、ブスッとした仲間と話したがらない。
そして、教え方もマチマチで、この現場では正解でも、別な現場では違ってくる。
実は、会社も間違った指導だとわかっています。
しかし、会社はそれを是正しない、なぜならベテランを辞めさせたくないからです。
よって、余計にそのベテランは助長して新人や気の弱い者をいじめる。
本人はそれをいじめとは思っていない。
あくまでも、正しい指導だと信じてしまっている。
「これでは人は育たない。」
「仕事の見える化など永久に来ない」
これが警備員の閉ざされた世界・・・
多分これは警備員の世界だけの問題ではない。
別の職場にも存在する暗黒の人間関係地獄なのだ。
これを叩き壊さない限り、
中小の警備会社はいつまでも「封建国家」なのです。
組織の中では、「ただ単に、声の大きい人の言う事が通る。」
例え、多少間違っていても「その声の大きさの占める割合で決まる。」
ここに日本社会にはびこる閉鎖社会があります。
これを変えるには、
「声の大きさで勝負する。」のではなく。
「人の意見・やり方をねじ伏せる。」のではなく。
正論で通す、それには、正しいマニュアルを用います。
そのための「中小の警備会社の打ち出の小槌」である。
それこそが「警備業務マニュアル」なのです。
「人を育てる文化・風土」を造ります。
「統一したやり方、先輩が蓄積したノウハウを抽出」することで
「仕事の見える化」を成し遂げ、安心して働けます。
「そうです。属人化したノウハウを活かせます。」
業務マニュアルは、「会社の財産」です。
新人を育て、その人が育ち、後輩・新人を導きます。
現場、現場での主(ヌシ)を無くし、均一化=見える化がやって来ます。
それが「業務マニュアル」のパワーです。
結論として、警備会社・警備員には
「業務マニュアル」が絶対に必要です。
そこで、「交通誘導警備業務マニュアル」を作りました。
貴社の「業務マニュアル」として活躍するために
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