
こんにちわ! 悠久です。
一時期は、死のうと思ったのかもしれません。
それほど、辛かった時期の物語です。

多くの多重債務者は日々悩んでいます。
その苦しい胸の内わかりますか?
「わしは、わかるで、なぜなら
わしも同じ経験をして克服したんや。」
だから、
今から話す物語が強烈過ぎるからや!
心して聴いてなぁ~
そして、参考にしてな。」
それは★
俺が経験したことは、壮絶な借金地獄の生活の果てやった。
死のうと彷徨った地下鉄のホームである者が近づいて来たんや、
その者から俺を救ったののは、意外な者やったんや、一体誰や?
- 1 借金の元凶はどこから来たんやろか?
- 2 サラ金屋に居た貧乏神が付いて来た
- 3 借金と貧乏神は切っても切れない仲やった
- 4 貧乏神は人を殺さず長く生きながら借金を膨らますんや
- 5 人の借金を喰らい続ける貧乏神がいるんや
- 6 買った宝くじ残らず貧乏神が食い散らす
- 7 結婚した後も離れない貧乏神
- 8 毎月の給料日に現れる貧乏神
- 9 もう、ダメだ限界が来た?
- 10 死のうと思った俺が死神を引き寄せた
- 11 やってきた死神を死闘の末、
- 12 追っ払った貧乏神
- 13 俺を救った?実は食い扶持を守っただけや
- 14 司法書士に睨まれた貧乏神
- 15 妬ましく、貧乏神が去って行く
- 16 まとめ
- 17 稲荷神社にお参り、
- 18 社務所のガラス窓に見た白い尾
借金の元凶はどこから来たんやろか?
社会に出て間もない頃、
会社がつけたやくざな先輩と
営業に回ると借金だけが残ると
こうなるという話や
「今からでも、遅うない
後悔しながらも考えた方がええんや。
なぜそうなったか、元凶を見つける事が大切や、
でないといつまで経っても、
借金まみれから抜け出されへんで。」
月末になると恐怖がやってくるやろ~
「貴方もそのうちのひとりとちゃいますか?」
苦しいからこそ知るべきや
まず、なぜそうなったかを知ることが大事や
「アホ、逃げたらあかんねや!」
その借金ってどこから始まったや?
「知っておかんと、返しても、
また戻ってしまうで、
知って元凶を絶たないとあかんで!」
「わしの場合も思い当たる節がある。」
原因は?
それは、やくざな先輩営業と遊び惚けた末、
お金が必要となって、サラ金から借りた
ことが始まりや!
サラ金屋に居た貧乏神が付いて来た
サラ金屋さんの隅っこに貧乏神が巣作ってる。
その貧乏神が獲物を見つけると
背中に張り付いてついて来るんや。
サラ金を知って
「世の中にこんなに便利なところが
あるんやと知ったんや。」
「実は、これが怖いんや!」
「でも、その便利故に、簡単に借りれる。
ということは、簡単に借金が
増えるちゅこっちゃ!」
「これが、あいつらの手や
最初は簡単に借りれる
愛想もええんや~
でも、その裏で笑っとんのや、
アホがまた餌食になったてな。」
その仕組みを知ると
怖くて借りたくても借りれんようになる。
「この方がええんや!」
このことで「なんてアホなこと
したんやろ。」って反省出来る。
でも、当時はそれを
知らんかった。
欲しいもんが簡単に手に入った。
身分不相応なブランド品やら
遊ぶ金欲しさに
どんどんお金を借りる
「気が付いたときは手遅れや!」
借金の裏で貧乏神がうごめいていたんや。
借金と貧乏神は切っても切れない仲やった
「借金の後ろに貧乏神が実は居る。
実はみんなはそれを知らん」
「どんなけ、恐ろしい金利か
知ってるか?
これに巻き込まれたら
絶対、返されへんで!
これは俺の実体験や!」
サラ金のグレーゾーンって実は
貧乏神の安全地帯やったやわ。
「知らんかったわ!」
「くそ~ほんまに知らんかった」
そこにうごめく貧乏神たちの
根城みたいなもんやったんや。
「そこに見事にはまったのが俺や!
今考えるとアホみたいなことや。」
「アホやろ
笑ろたれや
こんな俺をや」
しかし、当時それが全く分かれへんかった。
どちらかというと有頂天やった。
フワフワしていた感じやった。
それが、地に足が着いていないと
いうことなんやろか?
それが社会人としてのスタート
やったということが悲しい。
この先借金まみれとなり、
本当にお金が必要なときに
誰からも貸してくれへん。
そんな社会的に孤独な
「一歩を踏み出してしまったんや」
しかし、どうにかこうにか
生きて来れた。
その理由がある。
貧乏神は人を殺さず長く生きながら借金を膨らますんや
貧乏神は人の借金を喰って
生きてるんや。
「だから、人を殺すことはしまへん。」
人を殺すことは自分を殺すことにも
なるので殺すまでは追い詰めまへん。
「でも、つい
行き過ぎた追い込みは、
自殺にもなるんやろ?」
「そうかもしれまへん。」
「人には浮き沈みがあるんや!
底辺でうごめいても更にその下が
あるんや。」
「サラリーマンをしながら、
妻にも会社にも相談できず、
悶々としている人って
たくさんいるんだなぁ~」
「私なんかは長らく
貧乏神と付き合ってきて、
よう、わかるんや!」
人の借金を喰らい続ける貧乏神がいるんや
「ときどき、おるやろ
昼間からへたっとる
やつ、その後ろに
いるんや貧乏神が!」
貧乏神は人の借金が大好物や
「世の中に貧乏人と金持ち
がおるやろ
何がちゃうか
知ってるか?」
それはなぁ~
サイン出しとんねん
顔やら雰囲気が
「俺は貧乏人です。」って
だから、貧乏神のエサ
になっとんねん。
そこが一番ちゃうんや
金持ちはそんな
サイン出しとらへん
誰でもエサ見せつけられたら
噛り付くんちゃうか?
貧乏神もいっしょや
ライオンのオリに
生身の人間を入れるようなもんや
そら、食べれれるわ!
だから、貧乏神は街往く人を
見とんねん、サイン出してるか?
「わしは借金背負ってます~」って
あとは簡単や、貧乏神の想い通りや
何か欲しいもんが頭に浮かぶやろ、
「お金なら貸すでぇ~なんぼでも」
って耳元で囁くねん、
あとは、借金が面白いように膨らむ
貧乏神の大好物が食べ放題や
「そんなわしでも夢見るねん」
それが宝くじや
一抹の希望や
でもなぁ、当たらへん
それには訳があるねん
買った宝くじ残らず貧乏神が食い散らす
宝くじが当たらへんはずや
貧乏神が全部食い散らかしとる
当たる宝くじには福の神が付いとる
宝くじ、買っても買っても
当たれへん、「買うだけ無駄や」
その宝くじ買うお金で借金を
少しでも返したらどうや。
「でも、それは無理や
なぜなら、返すことが分かれへん
うまく、貧乏神におだてられ、
言いくるめられ、
挙句の果ては、借金の雪だるまや」
例え、宝くじの三千円でも
借金の利息の一部になるやろ
「冷静に考えたら分かるこっちゃ」
でも、これが分かるぐらいなら、
ここまで行き付けへんわな。
「悲しいなぁ~
ちょっと冷静やったら、
ちょっと考えたら、
分かるのに
でも、わしも同じやった
この時点では、宝くじを当てて
一発で借金返そうと夢見てたんや」
でも現実はそんなに甘くなかったや。
時間ばっかりが過ぎるんや
そしたら、恐怖の月末が来るんや
貧乏神が集金に来るんや
「でも、わし耐えたわ。
そして、現実から逃げて
結婚したんやわ!」
結婚した後も離れない貧乏神
付き合っている間は
借金はそれほど多くなかったんや
だから、黙っていたんや
返せると思っていたから
黙っていたんや
借金持ってる男が結婚?
親がうるさかったんや。
「早よ、結婚せぇ!
早よ、孫の顔見せ!」ってなせがむんや
「でも、これを機に謝金を無くそう」と
ほんまに思ったんや
いずれ子供が出来るやろ
そしてら、その子が不幸や
だから、借金無くそうと本気で
取り組んだんや
でも、返せんかった。
やはり、結婚してからも貧乏神が
付いて来とったんや
「どこまで付いて来るねん、
わしの幸せぐらい見守れ、
結婚したから、借金完済さすぞ!」
でも、出来へんかった。
なぜなら、生活費・光熱費・家賃・その他を
ヨメに渡すやろ、そしてら返す金が
無くなる、前より返せなくなったんや
ここから、一気に借金が膨らんだんや!
でも、ヨメは悪くない、悪いのはわしや
せめて、結婚前に返しとくべきやったんや
後悔しても遅いんや
「どおすりゃええんや」
毎月の給料日に現れる貧乏神
毎月の給料日に決まって現れる貧乏神
生活費を取り除くと残りわずか
そこから借金を返す
返すのは利息が精一杯
元金が減らへん
それどころか、その利息を返すために
さらなる借金を積み重ねてしまってる
「ほんまにお金に羽根が生えたように
出て行く、飛んで行きよる」
そんな毎月やった。
もちろん、ひるメシなどは切り詰めて
駅のホームでアンパンとジャムパン
それに牛乳のミニパックでしのいだ
それでも足らない
毎月、足らない
「月末には実家によくお金を借りに行った。」
ここで食い止めないと
どうしようもなくなる
「いい案は浮かばない
ヨメに内緒で返せるあてはない。」
「人間ってどうも出来なくなると逆に強くなる」って
聞いたけど、逆にあきらめ感も、増すんかな?
もう、ダメだ限界が来た?
実は
前に行くことも
後ろに下がることも出来なくなったいた
「どうする?・・・どうする?」
毎日、毎日悩んだ!
「誰にも、相談できへん」
ネットでこんな時どうするか?
調べてみた
そうするといっぱい出てきた
そのうち参考になったのは?
まず、今の給与で返済可能か?
不可能なら
【不可能な場合の5つの選択肢】
-
家賃などの固定費を減らす
-
副業で稼ぐ
-
家族や親せきから援助を頼む
-
ローンを一本化する
-
法的な債務整理をする
「でも、どれも無理かな?
なぜなら、時間がないんや」
「月末が近づいていたんや」
会社に出ても上の空
ふらふらと営業に出て
会社から逃げる
死のうと思った俺が死神を引き寄せた
「結婚してから子供も授かった。
一時期は小さな幸福感だったが、
それなりの期待もあったんや。」
「だから、
余計に借金を何とかせんとあかん」
と焦ったんや。
人間って冷静になれていないと
何考えるかわからへん
「俺はその時、生命保険に入ってんや
俺が死亡したら、何ぼ、お金が
入るか、考えたんや!」
自殺の場合は生命保険降りへんことを
見過ごしていたんや。
でも、結果的には、こうして生きとる。
「それには、驚くべき現象があったんや」
それがこれや!
その日は気分がすぐれず
会社を早退したんや
でも家に帰らず、街を彷徨ったんや
いろんなことが頭の中を駆け巡ったが、
良い結論はひとつもなかった
無力な俺は、ものすご~く孤独やった
何かにつけておびえていたんや
それに気力もなく、生きるしかばねやった
どこへ行くともなく
地下鉄のホームへ降りていった。
あれは、大阪の地下鉄中央線と谷町線の
「谷町四丁目」の駅のホーム
駅のホームで頭を抱え込むも
その前をおおぜい人々が通りすぎる
誰も声を掛けないし、掛けられたくない
ホームから眺めていると緑の線の入った
地下鉄の車両が行き過ぎる
ふと、車両の行き過ぎた後、
見ると右から黒い影が線路を
すべるように近づいて来る
「あれ~っ」と深く考える気もなく
眺めていると目の前で止まる
ちょうど、ホームの座席の前
影がこちらに近づくように大きくなる
その時、左からもうひとつの黒い影が
もの凄い勢いで近づいて来たかと思うと、
二つの影が交差したように見えた
そこに中央線の車両が入ってきた
そして、人々を降ろし、人々を乗せ
出ていった。
その場所には何事もなく、
薄暗く、線路の明かりだけが残っていた
「あれはいったい何やったんやろ?」
まれで、映画のゴーストを見ているようだった
そして、気づいた
「ひとつは死神で俺が引き寄せたんやなぁ」
「もう、ひとつはきっと貧乏神で
死神と交差したんや、何があった?」
こう考えたんや
やってきた死神を死闘の末、
追っ払った貧乏神
「俺の死のうと思う気持ちは消えた」
近づいてきた死神から俺を救ったのは
意外と貧乏神やった。
それはこういう理由からだった。
と思っている。
俺を救った?実は食い扶持を守っただけや
貧乏神の真意が見えたのは死のうとした翌日だった
「もう少し、生きろ
そして借金を続けろ」とな
要は、「貧乏神」も自分のことしか
考えてなかったんや
「俺は、決心したんや」
弁護士事務所の門を叩こうと
その真意が見えた翌日
ある本を買った
「自己破産をする前に読む本」
その巻末に全国の多重債務者の
相談窓口が載っている
これが欲しかったんや
公園の隅の電話ボックスから
大阪の弁護士協会に電話した。
そこから二週間後の日曜日に
大阪の弁護士会館へ出向いた
そこには、二十数名の男女が
待っていた。
みんな死んだ魚の目をしていたんや
「まるでゾンビの集団やった」
「俺も同じゾンビの仲間か?」
説明会が始まるとざわつきもなく、
静まり返った会議室で
「破産」という言葉だけが
やけに響き渡る
ひと通りの説明が終わると
それぞれの債務者に弁護士・司法書士が
担当になり、別の机に移動する
私の名前が呼ばれた
担当は、車いすに乗った司法書士の先生
机で向かい合うと
自己紹介を兼ねて「言いつけを守れるか?」
と問われた。
「守ります」そう言うしかなかった。
ふたつの注文をされた。
”ひとつ、ヨメにすべてはなすこと
ふたつ、全部洗いざらいを私に言うこと”
ふたつめは可能としても
「ヨメ」に話さなければ受けないと言う
これには、困った
二日以内に返事をすることを告げ、
借金の反省文、収入支出表、その他財産表
を書いて提出することを義務付けられた。
しかし、悩んでいた
ヨメに話すべきか?
それとも、自分で返済するべきか?
「結論は決まっていたんや
自分で返済なんかできるはずないんや
出来るんなら、今までで、出来てるわ
離婚覚悟で話そう、それしかない!」
今夜話して、明日先生に電話しよう
覚悟を決めて話した
朝方まで話合った
お互いに泣いた
「わしが悪いんや!」
「こんな苦労掛けて、すまん」
「あ~ぁ、本当にもう懲りた!」
「これが最後や」
正式に先生と契約した
ヨメと二人で先生の事務所に行った。
「これから厳しい内容」になります。
そう告げられ、
必ず、守ってもらわないと
いけないことがあります。
「サラ金から電話が掛ってきても
祓う」とは絶対に言わないことです。
「ここで負けたら終わりですよ」
実際に「破産」とはせず、
「任意整理」というやり方で解決するという。
※任意整理とは、裁判所を使わず、サラ金と話し合い、
無理のない支払金額で年月を掛けて返済していく
という方法だそうです。
この方法の方が将来的には良いそうです。
「もちろんわしには依存なかった。」
でも、月末にはサラ金からの督促が
「おい、入金遅くれてんぞ、
明日必ず振り込め、絶対やぞ」
「いえ、振り込めません。」
「なめとんのか?
おまえうちから金借りといて
返さへんつもりか、会社に請求に行くぞ」
「それだけは、ご勘弁を」
「ほんなら、明日必ず払えよ」
これ以上話出来ないので、一方的に
電話を切った
翌日、先生に相談をすると
「もうすぐ、取引したサラ金会社すべてと
連絡が着くので、もう、電話はなくなる」
とのことであった。
事実、その後サラ金屋からの
電話は来なくなった。
「こんなにスッキリした月末は
久しぶりや、こんなんならなぜ
もっと早くにせんかったんやろ」
と思ったが、安堵感は十分だった。
そんな平和な日々が来ていた。
あるとき、ヨネがテレビに
「あの司法書士先生が出ていた。」
という。
それは、「JR福知山線脱線事故の
法廷闘争のニュース」だったそうだ。
車いすに乗った先生がインタビューを
受けていたらしい。
ヨメ曰く「あの時の事故が原因で車いすに
なったんとちゃうか?」とのことだった。
毎月、支払いの状況を先生に報告に行く
その時、恐る恐る聞いてみた。
「たしかに私はあのとき福知山線に乗っていた」
そして、「地獄を見たんや」
「私は後ろの車両に乗っていて助かった
しかし、背骨を損傷して今は車いすや
でも、命だけは助けてもらった。」
「あなたも一度は死のうと考えたでしょう。
だから、同じように地獄を見ているんや
奥さんや子供のためにも
強くならんとあかん。」
「まっとな生活に戻んすんや!」
と激励してくれた。
これは貧乏神からの脱却にもなる。
司法書士に睨まれた貧乏神
司法書士から貧乏神と手を切ることを告げられる
その藩士は「わしにとってはより現実的
であり、まっとな生活に戻る道やった。」
「長く続いた貧乏神との付き合いも
もう、このへんでおさらばや」
本当は俺は貧乏神とはなれ合い
だったのでは、でも今回でおさらば!
妬ましく、貧乏神が去って行く
「さいなら、もうこれ以上
わしに近づくな!」
本当に貧乏神が去って行くのがわかる。
今までで味わったことのない安堵艦
がひたひたとやって来る。
まとめ
「わしがサラリーマンとして
社会人となり、初っ端から
挫折した記録やった。」
きっと、読む人が見れば、
「なんとアホな人生」やろ
と思うやろ
「でも、約三十年間程過ごした人生や
人を騙したり、人を傷付けたりは
していない」
「それだけははっきりと言える!」
先日、住まいの近くのお稲荷様に
祈願に行った。
「実は、これから副業で
儲かりますように」賽銭箱に
「千円札を入れたんや
わしにしてみたら、大金や
でも帰りに不思議なもん見たで」
稲荷神社にお参り、
社務所のガラス窓に見た白い尾
お払いに行った稲荷神社で見た
ガラス窓に映った白い尾、
キツネの尾か?
これはきっと良いことの前兆や!